私たちが生活の中で使用している機械や生活用品などは、殆どが何らかのかたちで炉を潜り抜け、製品としてこの世に生み出されています。
【炉】の種類には鉄鉱石から鉄を作り出す『溶鉱炉』から金属・非金属などに熱を加える『加熱炉』、また陶器などを焼く『窯炉』や産業廃棄物処理の『焼却炉』など多種多様にわたりますが、これらの【炉】の内部には耐火材や断熱材などの耐火物が施工されており、この『耐火物』が1000度以上もある高温溶融物から【炉】本体を守る役目をもっています。
『築炉』とは、これらの多種多様にわたる【炉】の内部に耐火物を施工することであり、【炉】の安定稼動に非常に重要な役割を持った作業なのです。